銀座一丁目駅が一番近い最寄り駅です。
ここだろうなと思えるビルを発見!
ビル1Fのテナント案内で目的地であることが確認できました。

エレベーターで4Fに上がります。

店舗の入口の所で素敵なワインクーラーがお迎えしてくれます。
店内に入りました。

おお、素晴らしいカウンター席・・
黒をベースに落ち着く和の空間です!

カウンター席に座って、まず目についたのが正面の陶器の数々・・
陶芸アーティスト内田鋼一さんの作品の数々を展示しています。
おそらく、料理を彩る器にも使われていることと思います。
また、バックの壁も気になりました。
左官職人久住有生さんの作品とか?
店内の他の壁もそのようです。

1月らしい飾りつけもありました。
こういう演出は日本料理には大切ですね。
心落ち着きます。

バーカウンターもあります。
照明のガラスは、オールドバカラが使用されています。
これは、オーナーさんの発想とか?
ご自身で加工されたとの逸話も聞きました。

スタッフ(ソムリエかも?)さんがバカラをだしてくれました。
う~ん、実感が湧きますね。
歳時記を意識したモニュメントやあしらい・・
五感を楽しむミュージアムとのお店の姿勢のようです。

個室もありました。
こちらも素敵な空間ですね。
何と奥には専用トイレがあります。
個室に専用のトイレがあるのは、初めてでした。

さて、自分のカウンター席に戻ります。
お膳は、杉柾目を使用しています。
今から頂くのは、日本焼肉・・・
焼肉と日本料理がどういう感じで融合されていくのかが楽しみです。

まずは、乾杯です。
私はビール、連れはハイボールです。


本日はコース料理です。
和牛香る特別会席
「ひと冬の舌鼓」
小吸物
「海老芋すり流し」
蓋をあけると・・・とても良い香りがしました。

飲んでみると、良い風味です。
海老芋(徳島産)が角型で食べやすい。
全般的に優しい秋です。
心身共にあったまります。
胃腸に染み入るようです。

カウンター席が良いところは、オープンキッチンであること。
そのため、調理や盛付風景がよくみえます。
日本料理の醍醐味の一つでもあります。
そこに焼肉の要素がたっぷり入ってきますので、目で調理風景を追っても楽しめます。


先附
「鰻と神戸飯蒸し」
ややねっとりしご飯の上に神戸牛、オセトラキャビアが載っています。
その上に金箔です。
まだ正月気分が抜けない時期なので、めでたく豪華な感じがしてたまらない・・

肉とうなぎ・キャビアのハーモニーが口の中で広がります。
ねっとりしたご飯がよく合います。

ここで、総料理長より本日使用する「神のタン」「神のハラミ」について、タンの模型を基に説明がありました。
名前については聞いたことがあり、何度か食べた記憶があります。
温水処理など手間暇を惜しまない・・まさに神の名にふさわしいのかも?
(神谷の認定証をみせていただきました)
一週間で30本しか手にはいらない希少品です。
東京都内で認定店は8店舗だけとか?
コンロの上に炭を載せ、その上で次のお肉を焼いていきます。

適度なスモークが食欲を駆り立てます。

外側全体がこんがりと仕上がりました。
美味そう!
カットして、盛り付けられて完成です。

「松阪牛とうがらし叩き」
お肉は松阪牛(三重県)でした。
部位はトウガラシ(牛のうでの上部、肩甲骨あたりの部位)でした。

流石、松阪牛です。
脂ののり方が格別ですね。
でも、食べてみると脂感は少なく、すっきりした味に変化しています。
炭の香りが香ばしく、たまらない一品です。
野菜を挟んで食べると、よりすっきりします。

冷野菜
「慈姑(くわい)と早採り野菜のサラダ」
しっかりと味がある野菜でした。
オリーブオイルがうっすらなのと塩昆布が野菜本来の味を引き立ててくれます。
くわいのチップスもヘルシーでいいですね。
野菜との食感の差を楽しめました。

ドリンク2杯目は、焼酎にしました。
スタッフさんに聞くと、焼酎も料理によく合うとのことでしたが、九州出身の私としては選択するしかないですね。
「兼八(四ツ谷酒蔵)」
宇佐の酒蔵さんです。
宇佐は、私にとっても馴染み深い地です。
麦焼酎には久々でしたが、ロックで飲みました。

おススメどおりに、料理ともよく合いました。
飲みやすいですね。
オールドバカラで用意してくれたので、余計に味が格別なのかもしれません。
このサービスは嬉しかった!

和牛
「神のタン」
先ほどのタンの登場です。
目の前のコンロで焼いていきます。

じっくり焼いていきます。
美味そうに仕上がってきました。
はけで、特性醤油を肉の表面に塗り、仕上げていきます。

おいしそう!
厚みがたっぷりで、表面の焼き方がより一層おいしそうに見えます。

檸檬などつけずに、このままで頂きます。
美味い!
今まで食べたタンとは別物?
醤油の出張が控えめなので、肉の旨味がより引きたちます。
神のタン・・・最高ですね。

「神のハラミ」
タンの余韻が冷めやらぬか、次はハラミです。
一番最後に生姜醤油をはけで塗ります。

ハラミの旨味が凝縮されたような見栄えです。
食べてみると・・・生姜の風味とハラミの相性が抜群ですね。
贅沢な逸品です。
こんない美味いとは思わなかった。
今までのハラミの域を超えた上品なおいしさでした。

「神戸牛サーロイン」
サーロインもグランロインです。
麦みそを焦がしてしあげています。

サーロインなのに、さっぱりしたした感じがいい!
3杯目の軽めのワインとよく合います。

赤ワインは、軽めのニュージーランド産です。
ですが、オーナーは富乃宝山の酒蔵さんとか?
日本料理に合うのも、納得です。

箸休め
「和牛出汁の茶碗蒸し」
蓋をあけると、茶碗蒸しの良い香りがします。

和牛の御出汁に優しい味わいです。
銀杏もほんわかと良い感じに仕上がっています。
これぞ、茶碗蒸しといった感じでした。
茶わん蒸し好きの私も大満足でした。

逸品
「神のタンしゃぶしゃぶ」
めちゃくちゃ良い香りがします。
上品な味です。
ここにも神のタンが惜しげもなく使われています。
肉の温度変化も楽しむ趣向として逸品です。
一番よいのは、80℃とか?

タンの多少の噛み応えと出汁のシンプルさのマッチングがいい。
柚子胡椒は塩分控えめで、少量でもゆずの香りが椀全体にいきわたります。
味変にもなります。
あまりにもおいしいので、全部飲み干しました。

揚物
「松阪牛フィレカツ」
そのまま食べてもおいしい!
塩だとより美味しい!

粒マスタードでも柔らかめのピリリ感があり、美味い!

赤ワインは、濃いめのイタリア産をチョイスしてくれました。

和牛
「松阪牛シャトーブリアン」
松阪のシャトーブリアン・・・
(長太屋牧場)
たまりませんね。
お肉の艶も抜群です。

サシの具合も抜群です。
早く焼けないかなと待ち遠しい気持ちでした。

食べてみると・・・めちゃやわらかく、とろけそう・・・
これぞ松阪です。
香味タレも軽くなので、肉本来のおいしさを楽しめました。

もちろん、肉らしさも残っています。
あっという間に食べ終わるので、名残おしいです。

強肴
「神戸牛リブロースと黒トリュフのすき焼き」
グランロインのリブロースです。
本日の最後のお肉でした。

総料理長が、すき焼き鍋で仕上げてくれます。
この光景をみているだけでも楽しいです。

そして、黒トリュフの登場です。

すき焼きの上に、大胆に削って、たっぷりとトリュフをかけてくれます。

そして完成です。
艶やかな出来栄えです。
ここに、卵と土鍋御飯を絡めていきます。

食事
「土鍋御飯 香の物」
では、大胆にご飯の上に、すき焼きを載せて、卵をかけて完成です。

たまらないおいしさでした。
〆として、最高ですね。
香の物ともあうので、一気に完食しました。

留椀
「赤出汁」
適度な量なのがうれしい!
主体はやはりご飯ですからね。

土鍋御飯の残りでお代わりを頂きました。
うっかり、卵をつかいきってしまいましたが、タレと青のりだけでもおいしい!


氷菓子
「花びら餅 プレミアムアイス 富ザキ園の極上抹茶」
美しい並べ方と配色ですね。
赤の貴重に緑や白などが映えます。

花びら餅には、ごぼう、人参が挟まっています。
野菜と桜餅がよく合いますね。


いちご(あまおう)とバニラアイスも好きな組み合わせです。
寿の文字が書かれたお菓子を縁起物と感じます。
バニラアイスには、オリーブオイルを練りこんでいます。
甘味を抑えてヘルシーさがありました。

最後に抹茶を飲みながら、ここまで料理の数々が思い浮かびました。
よかった大満足でした。

本当に大満足でした。
また、機会があれば期待ですね。
ご馳走様でした。
日本焼肉はせ川 別亭 銀座店 (焼肉 / 銀座駅、銀座一丁目駅、有楽町駅)
夜総合点★★★★☆ 4.6